日本からも近く、お財布にも優しい微笑みの国『タイ』。
旅行先としてとても人気がある国です。
タイといえば、多くの方が思い浮かべるのは首都「バンコク」かもしれません。
しかし、今回ご紹介するのはまだあまり知られていないチェンマイに存在する『首長族の村』!
タイのローカルな場所を、もっとディープに楽しみたい方は特にこちらの記事必見ですよ!
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喧騒から離れ、ゆったりとした時間を過ごせる私おすすめの『チェンマイ』!
タイの都市といえば、バンコクが最も有名です。
そのバンコクからずっと北部にいくとタイ第二の都市「チェンマイ」があります。
古都チェンマイは、自然に囲まれた山岳地方です。
日本でいうと京都のような、どこか落ち着いた雰囲気があります。
チェンマイは、バンコクに比べて混雑が少なく、物価が安いという特徴があります。
近年おしゃれなカフェやゲストハウスなどもでき始めたため、長期滞在にもぴったりです。
バンコクに比べて観光客の出入りが激しくないため、落ち着いた雰囲気があり、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
近年、フリーランスや海外ノマドの方を見かけることも多くなってきました。
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チェンマイでの過ごし方
バンコクに比べて訪れる人がまだ少ないチェンマイ。
そんなチェンマイにはまだ知られざる魅力がたくさん隠されているんです!
例えば、チェンマイではこんなユニークな体験ができます。
☑︎ 歴史ある寺院巡り
☑︎ 首長族の村
☑︎ タイガーキングダム
どれもユニークで、聞いてワクワクするものばかりですよね!
チェンマイでは、一週間ほど期間をとっていろんな場所を巡るのがおすすめです。
チェンマイに住んでいる『首長族』の歴史について!
チェンマイには首長族である『カレン族』と山岳民族の『アカ族』が暮らしています。
首長族は4~5歳ぐらいになると、重さ約1kgのリングを首にはめ始めます。
その数は成長するにつれて多くなり、リングの数が多いほど美人とされるそうです。
首長族が首にリングをつけ始めた起源は、主に2つの説が有名です。
①天敵のトラから子どもを守るため
その昔、首長族の村では、満月の水曜日に生まれた子どもがトラに襲われる事件がよく起こったそうです。
そのため、子どもの首をトラから守るためにリングをつけ始めたという説があります。
②ほかの種族との差別化をするため
首にリングをはめることで他の種族と明白な見分けをつけ、違う種族と恋に落ちないようにしたという説があります。
【ツアー?それともバイクレンタル?】チェンマイから首長族が住む村へ行く方法!
首長族への村へはツアーでも行くことができますが、私はチェンマイでバイクをレンタルして行きました。
バイクの場合、チェンマイの中心地から首長族の村「LongneckKaren」へは片道45分ほどです。
バイクレンタルの方が価格も安いですし、道中の景色も楽しみながら行くことができますよ。
周辺施設も合わせて行きたい方、バイクの運転に不安がある方はツアーでの参加がお勧めです。
チェンマイからバイクで45分!いよいよ首長族の村へ!!
村に入るためには、入場料500バーツ(日本円で約1,600円)が必要です。(※2017年4月22日時点)
タイの物価から考えると比較的高めの設定ではありますが、入場料はこの村の大切な収入源でもあります。
むしろ、この村を出る頃には、「この値段を払ってでも行って良かった。値段以上の価値がある場所だ」と感じました。
思っていたよりもアカ族の皆さんは気さくでした!
首長族は、手作りのストールや洋服の販売、観光業を生業としています。
村に入るとカラフルな洋服や、かわいらしい刺繍があしらわれたグッズがずらり。
一点一点、とても素敵なものばかりでじっくり見入っていると、アカ族の方から話しかけてくれました。
「そのバックはこの値段だよ。」
「全部ハンドメイドで作ってるの。」
そんな内容を英単語を交えて話してくれました。
この村にはツアーで日本人が多く訪れるらしく、アカ族やモン族の中には少し日本語を話せる方もいます。
アカ族のお店で売られていた刺繍バッグがとても可愛く、コミュニケーションをとっていてとても楽しかったので、こちらのアカ族のあばちゃんのお店でバッグを購入しました。
値段は100バーツ(日本円で約320円)でした。
首長族の村には一枚一枚丁寧に作られている美しい洋服がたくさんありました!
村の中を奥へと進んでいくと、今度は洋服やストールのお店が増えてきました。
そして、驚くことにこの洋服たちは「機織り機」で一枚一枚手づくりされているのです。
まさに、日本の童話「鶴の恩返し」に出てくるような機織り機の登場に思わず感動してしまいました。
10歳ほどの少女が、慣れた手つきで洋服を織っていきます。
大量生産・大量消費のこの時代に、時間をかけて人の手によって丁寧に手づくりされている洋服たち。
そんな事実を目の当たりにしてとても驚きました。
軽やかに風に揺れるカラフルな洋服は、どれも素敵なものばかりです。
首長族の村で写真を撮る前に必ず抑えておきたいこと!
さらに奥へと進んでいきます。
すると、沢山の首長族がいる中でひときわ目立っている女性がいました。
彼女がこの村で一番多くリングをつけている方です。
記念に写真を撮ってもらうことにしたのですが、この村ではひとつ大切なことがあるなと感じました。
それは、写真撮影をお願いするときは極力そのお店の商品を買うこと。
この村には毎日多くの観光客が訪れ、彼女たちはパシャパシャと写真を撮られます。
それを、ある意味商売の一環として受け入れている方もいれば、写真を撮られることを嫌がる方もいます。
だから、カメラを向けたときに嫌がる方がいれば勝手に写真撮影をしないこと。
そして、写真をお願いした方のお店では極力商品を購入することが大切だと思います。
首長族の子供達は空が見えるような教室で勉強している!
首長族の村には、お店だけではなく住居も建てられており、彼らの生活も垣間見ることができます。
村の中には、教室のような空間があり、子供たちがここで学んでいることが伺えます。
村の一角に作られた青空教室。茶色の机と椅子が並び、雨をしのげるよう屋根がついています。
彼らは、こうした場所で言語や機織りの技術を学んでいるんですね。
落ち着いた景色の中でスマートフォンを使いこなす首長族の人にびっくり!
首長族の村では、まるで昔へタイムスリップしたような気持ちでいました。
首にリングをはめて生活している種族が実在していて、機織り機でストールや服を作り、青空教室で学んでいる。
そんなテレビ番組でしか見たことのないような世界が目の前にある。
とても不思議な気持ちでした。
一方、この村に入ってからいくつか驚いたことも。
それはスマートフォンを持っている人がいたこと。
私は首長族が昔と変わらない生活を今でも続けているのかと思っていたのですが、最先端の技術を使いこなしていることにとてもびっくりしました。
また、首にリングをはめていない子どももいて、写真を撮るときだけはめている様子を見かけました。
首長族とはいえリングを一日中つけているわけではないのか、それとも現代の暮らしに合わせてリングをつける頻度が減っているのかはわかりませんが、そんな光景にもとても驚きました。
バンコクからのチェンマイへ行く人におすすめな『寝台列車』!
経路 | バンコク〜チェンマイ |
移動方法 | 寝台列車 |
所要時間 | 約13時間 |
料金 | 888バーツ(約2,840円) |
バンコクからのチェンマイへ行くには、寝台列車がおすすめです。
「タイの寝台列車って綺麗なのかな…?」と私は半分不安な気持ちだったのですが、心配は無用でした。
とても清潔な空間で、寝るスペースも広々。おまけに一人一本500mlのボトルウォーターもついてきました。
こちらの寝台列車は日本が技術提供しており、揺れもほとんどなく快適です。
列車は定刻発車、到着は10分遅れで大幅な遅延もありませんでした。
まとめ
首長族の村を訪れ、機織りの様子を見せてもらい、会話をする。そんな経験ができるのは、チェンマイならでは。
「もっとローカルの人々と触れ合ってみたい」「人とは一味違ったディープな旅をしてみたい」そんな方にぜひおすすめしたい場所です。
タイ旅行をお考えの方々。
次はバンコクでなく、ぜひチェンマイ旅を検討してみてください!