中米は世界遺産が好きな私にとっていつかは行ってみたい地域。
キューバとベリーズは早々に行くことを決めていたのですが、せっかく行くなら中米すべてを回りたい!
だけど中米はとにかく治安が悪いという情報ばかり・・・。
空港の職員や警察までもグルになって観光客を貶める、スリやひったくりはまだかわいいもので武力勢力が襲ってくる、危険すぎて地元民のお家も鉄格子でおおわれている・・・などなど身も震えるような情報にこれは行くことを延期したほうがいいかなとも思ったのですが、「やっぱり行きたい!」という気持ちを抑えきれず、どうにかなるべく安全な方法で中米を楽しむことはできないかと調べに調べました!そしたらなんとあった!!神様っているものですね(笑)
私が実際に中米を旅した方法をご紹介したいと思います。
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【まず..】中米ってどの国が当てはまるの!?
中米中米っていうけど、中米っていったいどの国!?と思われるかもしれません。
私が今回旅したのはグアテマラ、エルサルバドル、ホンジュラス、ニカラグア、コスタリカ、パナマです。
メキシコの下からコロンビアまで続く国を今回旅しました。
グアテマラやコスタリカ、パナマは聞いたことあるかもしれませんが、他の国はなかなか耳にしないかもしれませんね。
サッカー観戦する方とかは聞いたことある国かもしれませんが。
中米は飛行機やバスを利用して賢く回りましょう!
では実際に私が中米をどのようにまわったかをお話していきたいと思います。
中米を回るには
2.バスで回る方法
の2択になると思います。
①の飛行機は、時間がかからない回り方であるかもしれませんが、なんといっても航空券代が異常に高く、そして空港も薄暗くあまり良い雰囲気ではないと聞いてパス。
私は②のバスを利用しました。
バスといっても私が使ったのは「TICAバス」という観光客のみが利用している長距離バスです。
今回はとにかく「安全に中米を回りたい」ということとできればあまりお金をかけずに・・・という気持ちがあったのでTICAバスを利用したことは正解だったと思います。
私が利用したTICAバスについて!
ではTICAバスを詳しく解説していきますね。
TICAバスはメキシコのタパシュラからパナマのパナマシティまで運行している長距離バスになります。
バスは2種類あって、➀ツーリストクラスという食事がつかないものと、②エグゼクティブクラスという食事付きのものになります。
ツーリストクラスとエグゼクティブクラスでは料金と運行時間も違いますので、詳しくは公式ホームページからご確認ください。
予約もオンラインでできます。
私は4年前にメキシコに行ったので、今回はグアテマラからパナマまで利用しました。
もちろんグアテマラからパナマまではとっても長い距離走行するので、2泊3日の旅になります。
途中で寄るようなお店もないので、食事付きのエグゼクティブクラスを申し込みました。
バスはトイレ付でWifiもありますので、そんなに困ることはありません。
その他にもこのTICAバスのバスターミナルはホテルが併設されているので(メキシコとパナマにはホテルは併設されていない)、バスが着いたらそのままホテルに泊まれる。
要するに1歩もバスターミナルから出ることなく、中米を旅できることが最大の魅力でした。
特にエルサルバドルのホテルはとてもきれいで、シャワーの水圧も強くおすすめでした。
あとバスで出る食事も気になると思いますので、掲載しておきますね。
ごはん、トルティーヤ、サラダ、ひき肉のおかず。
それにジュースがついてきます。メニューは毎日変わりました。
だいたい朝8時、昼13時、夜17時くらいに食事がでていたと思います。
出入国の到着時刻により変動はあると思われますが。15時ごろにはお菓子も配られましたよ。
あとコーヒーの提供もありました。もちろん食事込みなので、いちいちお金を支払う必要はありません。
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私が実際に旅した中米ルートを紹介!
1.グアテマラシティ~サンサルバドル
2.サンサルバドル~テグシガルパ~マナグア~サンホセ
3.念願のコスタリカのラパス国立公園を観光!
4.サンホセ~パナマシティ
私が実際に旅したルートを細かくと、各国の出入国情報をお伝えしたいと思います。
旅ルート1:グアテマラシティ~サンサルバドル
14時にグアテマラシティのバスターミナルに集合だったので、初めてTICAバスに乗るということもありかなり早めの12時に到着しました。
事前にオンラインでチケットを予約していたので、カウンターでそのチケットを見せて、荷物を預けます。
するとそのバッグにタグをつけてくれます。あとはバス出発時刻まで待機するのみ。
売店もありますがバカ高いので、もし余裕があれば事前に食材を買っておきましょう。
ちなみにTICAバスのバスターミナルもホテルもアメリカドルが使用できるので、両替の必要がないこともおすすめポイントです。
出発時刻は14時ですが、15分ほど遅れて出発。
予定では20時にサンサルバドル(エルサルバトルの首都)に到着です。
グアテマラシティでの出国はスムーズだったのですが、サンサルバドルの入国ではなぜか私のスーツケースが捜査対象になってしまい、バッグを開けることに。
やる気のない警察犬が「クンクン」と私のバッグをにおいを1回だけ嗅いで、もちろん何も怪しいものは入っておりませんのですぐ検査は終わりました。
そして予定通り20時にサンサルバドルに到着。
併設されているホテルで1泊・・・といっても夜中3時に出発するので、あと6時間くらいで起きなくてはいけないのですが、良いホテルだったのでもうちょっと滞在したかったな。
旅ルート2:サンサルバドル~テグシガルパ~マナグア~サンホセ
私はとにかくコスタリカの観光を多めに時間をとりたかったので、サンサルバドルからサンホセまでは一気に駆け巡りました!
ゆっくりみたい方はぜひ1つ1つの国を堪能してみてくださいね。
サンサルバドルからサンホセまでは1日で行くことができます。
サンサルバドルを夜中3時に出発してサンホセに着くのは夜の22時予定。
途方に暮れるくらい長いバス旅です。
でも私はどこでも寝る事ができるので、爆睡していました(笑)
通過する各国では出入国するために1度バスを降りて、パスポートにスタンプをもらう必要があります。
入国官ってすごく不愛想な人が多いですが、よほど日本人が珍しいのか笑顔でスタンプを押してくれました。
サンホセには予定より少し早い21時45分ごろ到着しました。
旅ルート3:念願のコスタリカのラパス国立公園を観光!
コスタリカはめったに見ることができない中南米に多く生息する動物を見れる宝庫と聞いていたので、サンホセに到着した翌日にラパス国立公園を訪れてみました。
私はそこまで動物に詳しいわけではないのですが、日本で見る事ができないユニークな動物(特に鳥)に魅了されました!
私の一番お気に入りのトゥカンちゃん
お目目がくりくりで、目の周りが黄緑になってて、大きなくちばしが特徴的。
見た目のインパクトもそうですが、動きもかわいくてずっと写真を撮ってしまいました。
カラフルなインコ
ジャングルみたいな国立公園では大人気のランチビュッフェも味わうことができます。
お料理もとてもおいしくて、大満足です。
旅ルート3:サンホセ~パナマシティ
楽しかったサンホセでの思い出をあとに最終目的地のパナマシティまで向かいます。
まあこれがまた長いんだ・・・サンホセを夜の23時55分に出発し、パナマシティは翌夜18時の到着予定です。
パナマの入国が1人1人荷物を降ろして確認作業がいることと、渋滞に巻き込まれてしまったことはとても大変でしたが、こちらもほぼ定刻に到着しました。
到着したバスターミナルがアルブレックモールというショッピングモールが併設されているので、到着してすぐにショッピングを楽しめたこともよかったです。
まとめ
TICAバスで実際に旅してみて、出入国は少し面倒くさいこともありましたが、1度も危険な目に合わず、しかも食事の心配もなく中米をまわることができたのがとてもよかったです。
私はグアテマラからパナマまで移動して、実際にかかった金額はおよそ2万5000円。
航空券だとおそらく1か国ぐらいしか旅できない金額だと思います。
もしみなさんが中米に行く機会がありましたら、ぜひTICAバスを利用してみてください。