みなさん!こんにちは~!ワールドトラベルジャーナリストのYUICHIRONYJPです。
みなさん、西安にある『西安大清真寺』って聞いたことはありますか?
名前からは想像つかないですが、実はムスリムのお寺、いわばモスクなんです。
初めて聞いたときは、中国でムスリム?と思いましたが、中国にはたくさんのムスリムが住んでいて、ここ『西安大清真寺』はムスリムの方にとって聖地だそう。
今回は、そんな『西安大清真寺』に興味があり行ってみたのでその時のことについて“旅らび.com“より詳しく紹介していきます。
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【西安大清真寺を紹介する前に..】そもそもムスリムって…?
ムスリムってよく聞きますが、いざ説明しろって言われるとなかなかできませんよね。
私もじっくり調べるまでは、頭の中でぼんやりとしたイメージしかなかったのですが、ムスリムとは、アラビア語でイスラム教徒のことです。
アッラーの唯一神を信仰し、コーランを経典とし、ムスリムにはアッラー・天使・コーラン・預言者・来世・予定の六つの信条と、信仰告白・礼拝・喜捨・断食・メッカ巡礼という実行するべき五つの義務があり、これを六信五行と読んでいます。
ムスリムでない人がムスリムになりたい場合は、証人となるムスリムの前で信仰告白の手続きを取ることが必要で、ムスリムは、神を常に身近に感じるように、五行を実践することが建前とされています。
父親がムスリムである場合は、自動的にムスリムとなるとされています。
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中国とムスリムの関係とは?
中国人って聞くと、仏教のイメージが強かったのですが、ムスリムの人も約3000万人に存在し、中国に暮らしているとされています。
イスラム教は、7世紀初頭のアラビア半島で、ムハンマドによって始まり、シルクロードを通じて中国に伝わりましたが、海を越えて日本に布教することはなかった為、日本におけるムスリムは、日本に住んでいる外国人イスラム教徒を含めて、約20万人だと言われております。
中国にムスリムが伝えられたのは、主として交易活動を通じてで、また 17世紀以降のスーフィーの修行者によって伝えられました。
中国において最大のムスリムが回族と呼ばれる民族。
中国の少数民族の一つで、中国最大のムスリム民族集団で、回族とされる人々は、言語・形質等は漢民族と同じだが、イスラム教を信仰しています。
中国全土に広く散らばって住んでおり、人口は約1,000万人で、中国に住むムスリム人口のおよそ半数を占める。
このことからもわかるように、中国におけるムスリムの歴史は古く、今もなお多くのムスリムが暮らしていることが分かります。
中国最古にして最大規模を誇る『西安大清真寺』を実際に観光!
西安大清真寺は742年、唐朝の玄宗時代に当時シルクロードの東の端であった長安で創建され、その後、何回か改築が行われて、今の姿になりました。
ですので、イメージしているモスクとはちょっと違ったイメージをしています。
モスクって聞いてイメージするのは、白色の壁、ドーム状、月、太陽といったところですが、中国系ムスリムということもあり、雰囲気は日本のお寺とそっくりでした。
雰囲気はお寺なのですが、ムスリムということもあり、メッカの方向を遙拝するために建物全体が東向きに作られています。
敷地は東西に250メートル、南北に50メートル、敷地面積は12,500平方メートルで、4つの院に分けられており、5つの庭があります。
中国最大規模のイスラム寺院で、寺内の拝礼殿は1000人が同時に礼拝することができ、境内の数か所で観光客立ち入り禁止のエリアがあるので、間違って中に入らないようにしましょう。
大門を入るとすぐに、鮮やかな色彩の琉璃瓦のやぐらがあり、庭(両側)には、浴室と、八角形の省心楼があり、礼拝の前にはここで体を洗い、心を清めます。
やぐらの奥の方には、六角形の建築物、鳳凰亭があり、さらに進むと、大きな礼拝堂があり、モスク最大の見所になっています。
日本のように賽銭箱はないので、正面でお祈りして終わりということになりますが、入口付近で募金箱という形で箱が置かれているので、そこにお金を入れても大丈夫です。
また入口付近には、ムスリムの帽子が販売されているので、購入したのちにかぶって参拝しても大丈夫です。
西安大清真寺の入場方法と料金について
西安大清真寺の入口は数か所あり、メインの入口は主に観光客が利用することころ。
裏口のようなところは、地元のムスリムの方がよく利用するところで、肌の露出が多いと何やら入るな的なことを言われることもあるので、メインの入口から入ります。
窓口で人数を伝え、人数×20元を支払えば、入場券と簡単なパンフレット(英語)をもらえるので、それで中に入ることができます。
西安大清真寺のあるムスリム地区はショッピングストリートでもあるんです!
西安の市街地の中心から約100mの所にあるイスラム教徒地区は、地下鉄でのアクセスが良好で、西安の観光スポットとして人気を集めています。
先ほども述べたように、西安はシルクロードの出発点だったので、西側の文化がたくさん入ってきました為、西側の文化と中国の文化が合わさった食べ物や雑貨を楽しむことができます。
現在、この地区の周辺には、約5万人のイスラム教信者が住んでおり、時折ムスリム独特の帽子、円錐型で頭の上にかぶせるタイプのものや、頭をすっぽり覆うニットタイプの帽子をかぶったムスリムの人を見ることができます。
西安のシンボル鐘楼のすぐ横にムスリム地区が広がっており、メインストリートがグルメストリートで、少し左側に入った細い路地がショッピングストリートになっています。
ここは首都、北京とは違い安価にショッピングができるところで、万里の長城を観光した際、最初390元もすると言われた刺繍の絵を、定価20元で買うことができるなど、すべてが安いです。
値札が付いていない商品、店もありますが、何店舗か回れば相場もわかるかと思うので、根気よくお店巡りをしてみてください。
ここでは、いろいろな雑貨から生活用品まで揃っていて、兵馬俑関連のグッズや、刺繍のアート、ポストカード、マグネット、靴下、靴、鞄、化粧品、時計など、観光客向けの商品がずらり。
買い物するなら、物価が高い北京ではなく西安がおすすめです。
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まとめ
以上、中国におけるムスリム事情と西安大清真寺についてまとめてみました。
西安は日本においても非常に有名な都市ですが、兵馬俑を除き観光地がほとんど1か所に集中しているので、観光しやすい都市です。
鐘楼、鼓楼、西安博物院、pagoda、などなど観光名所はたくさんありますが、今回紹介した『西安大清真寺』は、中国最古かつ最大規模を誇り、ムスリムの人たちにとって多変重要なモスクであることから、欠かせない観光スポットですので、お見逃しなく~~♪
『西安大清真寺』を観光する際には、周辺のムスリム地区も、グルメ、ショッピング、ローカル的な雰囲気など、観光客のニーズはほとんどそろっているので、併せて観光することをお忘れなく!
以上、ワールドトラベルジャーナリストのYUICHIRONYJPでした。
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