ルーマニアに位置する小さな小さなある村には、『世界一陽気な墓』と言われている場所があります。

小さな村にも関わらずこの村を訪れる人は後を立たず、今となっては世界中から年間3万もの人々がこの場所を訪れます。

陽気な墓を訪れた人は、ここがお墓であるにも関わらず笑顔になったり、写真を撮ったりしています。

今回の記事では、私が小さな村で出会ったユニークなお墓について紹介しようと思います。

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ルーマニアにある”陽気な墓”とは?

ルーマニアのサプンツァ村という場所に建てられたカラフルなお墓のことです。

故人の生前の職業や生活や趣味、死因がポップなイラストと文章で墓標に刻まれています。

墓標の真ん中のイラストが故人の生活や死因を表したものです。

詳しく見てみると、交通事故で亡くなった方や、溺死で亡くなった方、自殺した方など、ひとりひとり違ったイラストが刻まれています。

鮮やかな青色で統一された墓標は、職人の方の手作業によってひとつひとつ作られています。

自分の死を感じた村人は自分の人生を振り返り、お墓に刻む詩を考え始めるそうです。

陽気な墓の伝統はこのようにして作られた!

陽気な墓はスタン・イオン・パトラッシュ(1908-1977)という男性によって作られました。

陽気な墓の中には、彼のお墓もあります。

彼は大切な人を失った遺族がその悲しみを乗るこえることができるようにとこのカラフルな墓標を作り始め、自身がなくなるまでこの活動を続けたそうです。

彼がなくなった後も、彼のお弟子さんが墓標づくりを引き継いでいます。

墓地の裏には彼の工房と記念館があり、工具や製作途中の墓標を見ることができます。

ひとつひとつ丁寧に手作りされた墓標はひとつといって同じものはなく、心を込めて制作されています。

また、建物の中に入ると彼の生前の写真などが飾られており、自由に閲覧することができますよ。

【実は..】陽気な墓が大人気漫画”ワンピース”に登場している!?

尾田栄一郎さんが描く大人気漫画「ワンピース」では、現存する場所をモデルにして描かれているストーリーがあります。

例えば、インドにある青の街ジョートプルがアラバスタの舞台になっていたり、イタリアの水の都ヴェネチアがウォーターセブンのモデル地として描かれています。

そして実は、陽気な墓もワンピースに登場しているんです!!

陽気な墓が登場するのは、TVオリジナル編の「咲かせてみせます!男ウソップ尺八玉」というストーリーの中です。

他のアニメにも登場している可能性があるかもしれません!

ぜひ、みなさんもアニメの中で陽気な墓を探してみてくださいね。

【なんと!?】イモトアヤコさんの墓標が展示されている!

工房を訪れた際に、工房の隅の方に日本人らしき方の墓標を見つけました。

制服姿で、ふたつぐくりに立派なまゆげ。

そう、この墓標は実は珍獣ハンターとして活躍するイモト・アヤコさんの墓標だったんです!

こちらは、イッテQの番組で陽気な墓を取材した際に、企画の一部として作られたそうです。

陽気な墓に行かれた際には、実際にその目で確かめてみてください。

本当にそっくりなので、ひと目でわかると思いますよ。

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陽気な墓はルーマニアのどこにある?

陽気な墓はルーマニアの北部マラムレシュ地方にあります。

「シゲット・マルマッツィエイ」という都市から西に約18km進んだところにサプンツァ村と呼ばれる村があり、その一角に陽気な墓が建てられています。

陽気な墓の英語名は”Cimitirul Vesal

陽気な墓の近くには、この表記の案内板が出ています。

Google map上では、Merry Cemeteryと表記されることもあります。

検索した時に“Cimitirul Veal”で出てこなければ、“Merry Cementery”と検索してみてください。

陽気な墓へのアクセス方法

陽気な墓へのアクセス方法
1.ツアーに参加して行く
2.ヒッチハイクをして自力で行く

陽気な墓へのアクセス方法は2つです。

陽気な墓への行き方①:ツアーに参加して行く

サプンツァ村は都市から少し離れているので、アクセスが困難です。

一番楽で安心なのは、ツアーに参加すること。

東欧を専門にしている旅行会社や、陽気な墓をツアーの工程に入れている旅行会社に問い合わせてみましょう。

陽気な墓への行き方②:ヒッチハイクをして自力で行く

ルーマニアでは、公共交通機関があまり整備されていません。そのため、バスや電車ではなくヒッチハイクで行くことになります。

ルーマニアでは住民や観光客を乗せてあげることが一種のビジネスとして成立していて、誰かの車に載せてもらったらその分の料金かあるいはチップを払うことが通例になっています。

陽気な墓の入場料を確認しておこう!

陽気な墓には、入場料が必要です。

入り口に小屋が立っていて、そこでチケットを買う仕組みになっています。

入場料は10レウ=日本円で約280円です。(2017年7月23日時点でのレート)

大きな荷物はここで預かってくれましたが、鍵などはかからず小屋の後ろに置かせてもらう形なので、貴重品はしっかりと持参するようにしましょう。

陽気な墓の施設内にはお土産屋さんがある!

陽気な墓の敷地内にはお土産屋さんがあり、ポストカードや手のひらサイズの陽気な墓のマグネットなどが売られています。

こちらで購入しなくても、陽気な墓の近くにはお土産屋さんが沢山あるのでそちらで購入することも可能です。

節約のためにヒッチハイクを選んだら”人の優しさ”に触れ流ことができました…。泣

私達は、節約のためにヒッチハイクで行くことを選択しました。

とはいえ、ルーマニアの公用語はルーマニア語。

私達は一言たりとも話せなかったので、つたない文字でダンボールに走り書きをして、車が通るのを待ちました。

まずは、「シゲトゥ・マルマツィエイ」という都市に行かなくてはなりません。そこから、陽気な墓までは車で20分ほどの距離です。

車を待つこと、数分。

「と、止まった~~~!!!」

一台の車が私達の前で止まりました。車の中には、親子であろう優しそうな2人が乗っていました。

「シゲトゥ・マルマツィエイ?」ダンボールの文字を指しながら言うと、

「オッケー!オッケー!」とでも言わんばかりにグーサインをしてくれて、無事乗せてくれることになりました。

とはいえ、彼らはルーマニア語。私達は、日本語と英語。会話したいのに、できない!

そんなもどかしさを感じていると、息子の男性が電話をかけ始め、何か話してると思ったら私にぽんと携帯を渡してきました。

「だれだろう?」と思って出てみると、なんと彼の彼女さんでした。

彼は英語を話せる彼女さんを通して、私達と会話をしようと試みてくれたのです。

「君たちの名前は?」「今日、泊まるところあるの?」「なかったら、うちにおいでよ!ご飯でも食べよう!」と、見ず知らずの私達にそんな温かい言葉をかけてくれました。

なんて、優しんだろう。彼らの優しさに心がじんわり温かくなりました。

彼らとは、目的地が違ったので途中まで送ってもらいお別れすることになりました。

車を降りて、「ありがとう!!本当にありがとう!」と精一杯の感謝の気持ちを伝えました。

ルーマニアではヒッチハイクで乗せてくれた人にはお金を払うということを聞いていたので、「いくら払ったらいいかな?」と私達が英語で尋ね財布を取り出すと、「いやいや!お金なんていらないよ!」と言わんばかりに首を振り、「最後まで送ってあげられなくてごめんね。」とダンボールを指さしながら言うと「これを交通費とかご飯代にしてくれ。」と私達にお金までくれようとしました。

なんてルーマニアのひとたちはあったかいんだろう。と思いました。

10分前に偶然出会った私達の泊まるところやご飯を心配してくれて、会話しようと英語が話せる彼女さんに電話を繋いでくれて、何の見返りも求めず、むしろ私達にお金までくれようとするんて。

お金は丁重にお断りをして、その分精一杯お礼の気持ちを伝えました。

ありがとう、本当にありがとう。彼らと別れたあと、私達の目にはうっすらと涙が浮かんでいました。

ルーマニアでは計6台の車に乗せてもらいましたが、その全員が「お金はいらない」と言ってくれました。

それ以外にも、私達がスーパーの駐車場をパックパックを背負って歩いていると、「乗せてやるよ!」と向こうから声をかけてきてくれることもありました。

ルーマニアの方は人懐っこく、暖かく、本当に優しい方ばかりでした。

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まとめ

人はいつか必ず死にます。

もし自分が「陽気な墓」を建てるなら、、自分のどんな人生を描かれたいですか?

ルーマニアの陽気な墓を訪れると、お墓に対する暗く悲しいイメージが一変します。

大切な人がお墓参りに来た際には遺族が悲しみにくれるのではなく、その人が好きだったことや生き様について前向きに思い出すことができるのではないでしょうか。

日本では、大切な人が天国に行ったらお葬式をして、灰色に統一されたお墓を建てるのが一般的です。

厳粛に静かに弔われ、喪服を来て死者のお見送りをします。それが日本の伝統であり、ずっと守られてきたしきたりでもあるので見直すべきことだとは思っていません。

しかし、ルーマニアの陽気な墓を訪れたことで新しい死生観や弔い方について知ることができたのは、とても貴重な経験だったと思っています。

この小さくてユニークな村に皆さんもぜひ足を運び、実際に自分の目で見て感じてもらえたらと思います。

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nami

nami

大学卒業後に入社パスを使って恋人と世界一周* 8ヶ月間かけて、37カ国約110都市を巡る旅をしました。 次の夢は、夫婦として世界二週目の旅に出ること! 旅とフィルムカメラとアウトドアがすきです。