旅行の体験談

【インドの犯罪事情】被害が絶えないスリと詐欺の体験談とその対策

他の国では体験できない唯一無二の体験がたくさん出来る国インドですが、残念ながらスリなどの窃盗が多い国としても知られています。

特に日本人はターゲットにされやすく、日本と同じ感覚で過ごしていると非常に危険です

しかし、インドの犯罪のほとんどは対策さえしっかりしていれば防げるものばかり。

最低限の自己防衛をして、安全にインド旅行を楽しみましょう。

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とにかく窃盗の多いインドの観光地には注意してください!

海外を旅していつも思いますが、日本は世界一安全な国です!

インドに限らずですが、海外を旅するときには、「安全は当たり前ではない」という事をしっかりと心に留めておきましょう。

インド旅行の第一関門はデリー空港!

インド旅行の第一関門は、デリー空港からどれだけ安全に街に出るかです。

信じられないくらい犯罪が多いデリー空港。

空港の建物内は綺麗で警備員も多くあまり危険がありません。

「空港を一歩出たらインドだった。」と沢山の人が体験を話している通り、空港を出た瞬間に空気がむわっと熱く、マサラの臭いがするのがデリー空港です。

■タクシーが驚くほど危険!!■
プリペイドタクシーも外で捕まえるタクシーも値段が高いです。その上、空港からのタクシーによるトラブルが非常に多いです。日系旅行代理店の送迎サービスは割高なので空港でタクシーを拾う人が多いのですが、伝えた目的地と違うホテルに連れていかれるトラブルが多発しています!
タクシーのドライバーは、客をホテルに紹介するとマージンをもらえます。
日本からのフライトの大半が夜に到着するため、暗い夜道のタクシーで向かうとけっこう怖いです。たとえ間違ったホテルに到着しても、慣れない土地で夜遅くに揉め事に巻き込まれるのが怖くて、そのまま予約と違うホテルで1泊を過ごす人がほとんどです。
インドに慣れた人はUberなどの配車アプリを使いますが、初めての時には知らないタクシーに乗らない方が良いでしょう。(デリー中心部まではエアポートエクスプレスという電車でもスムーズに行けます。)

スリと詐欺の巣窟!?コンノートプレイス【デリー】

インド旅行をする時には、首都デリーが玄関口となることが多いです。

インドは、外国人の多い地域ほど危険です!

特にデリーの中心街となるコンノートプレイスは、びっくりするくらい詐欺とスリが多いです。

ナップサックで歩いていると、信号待ちでファスナーを開けられていることが頻繁にあります。貴重品は絶対にナップサックに入れないようにしましょう。

また、客引きも非常に多いです。

連れていかれた土産屋で普通に買い物をする分にはそれほどトラブルに巻き込まれませんが、客引きについて行くと、彼らのマージン分も加算されていることは頭に入れておいた方が良いでしょう。

日本の旅行会社を名乗って、詐欺をする人もいます。

旅行者に話しかけて、大手の日系旅行代理店の名前を言って小さなオフィスに連れて行きます。そこで、高額なツアーなどを契約させる事があります。(デリーの日経旅行代理店には日本人スタッフが必ずいるので騙されないでください。)

観光地の人混みに注意!

人の多いところ=危険な場所の場合が多いインド。

日本ならば神様を祭る神社仏閣では悪いことができないだろう…、と思いがちですが、貧困層の多い発展途上国では関係ありません。(お寺の人も、外国人にすぐにお布施を請求します。)

財布・携帯電話・パスポート・カメラなどの貴重品は、絶対に身体に密着した状態で、特に人混みの中では他人に触れられないようにしましょう。

グループでの犯行も多いので、一人に話しかけられた時には、そっちに気を取られて貴重品の管理がおろそかにならないように、常に気を付けてください。(慣れるまでは気を使うことに疲れてしまいますが、習慣化すれば自然に気を使えるようになります。)

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 【じゃあ..】インド人の親切にはどう対応するか。。。

慣れない土地での一人旅、特にバックパッカーなどで長らく日本を離れていると、本当に心寂しくなります。

旅の中での出会いは貴重で、海外を旅する醍醐味でもあります。

ところが、インドでの現地人の親切には要注意!!

特にバラナシなど観光地で日本語を話せる日本人には要注意です。

中には本当に良い人もいます。あなたと本当に仲良くなりたいと思って話しかけてくれる人もいます。

だから非常に心苦しいのですが、それでも安易に信じられないくらい詐欺の被害が多いです。

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【疑って!】日本語を話せるインド人は怪しいかも…。

日本語を勉強して、片言の日本語で日本人ばかりを狙う詐欺師が各地にいます。

有名な詐欺師ですと、仲良くなって従弟の家に遊びに行こうと誘い、ネットの電波が届かなそうな田舎に連れて行きます。その後、周りに助けを求められない状況にして金銭を要求します。(SIMカードを持っていれば田舎でも繋がるはずですが、Wi-Fi回線の必要な旅行者を狙うのでしょう。)

もちろん、商売の為に一生懸命日本語を覚えただけの人もいます。しかし、安易に信用してはいけません、何年もかけて騙す人もいます。

ビジネスの手伝いや、金銭を求められたときは、どの様な理由を説明されても疑いましょう。

例1:電車で飲み物を勧めてくれる人

電車などの車内で仲良くなったインド人が、チャイ(ミルクティ)をおごってくれたり、ミネラルウォーターやソフトドリンクをくれる人もいます。

しかし、飲み物に非常に強い睡眠薬をいれて、意識を失ったところで持ち物全てを盗むケースが頻繁に起こっています。

悲しいですが、出来るだけ断った方が得策です。

例2:満員電車は危険

デリー・グルガオンはメトロがとても便利。インド各地域で電車は最も身近な移動手段です。人口の多いインドでの通勤時間の電車はいつも大混雑。

電車の外まで人の溢れた鉄道はとても有名ですね。

残念ながら、電車の車内でのスリは非常に多いです。

ファスナーなどをきちんと閉めていても、カバンの側面を切られて財布を抜かれることもあります。

インドでは置き引きにも十分に気をつける必要があります。

置き引きもとても多いです。

外国人を狙っているわけではなくて、インド人同士でも頻繁にあります。

レストランなどで、手荷物を無造作に置くのはやめましょう。

■特に電車が危険!■
特に窃盗が多いのは電車の車内です。各駅では物売りなども入ってきますので、停車中に盗まれたら気が付いた時にはもう遅いです。
インドの鉄道は夜間列車も多いです。寝てしまう時にはチェーンで荷物をくくるなど、絶対に盗まれないようにしましょう。
すでに書いた通り、睡眠薬入りの飲み物を勧めて荷物を盗む犯罪も電車の車内が多いです。
また、混雑する鉄道の駅も窃盗が多いです。スーツケースを横に置いてガイドブックやスマートフォンを見ている隙に、持って行かれてしまうことが多々あります。人の多い場所では絶対に荷物から目を離さないでください。

インドで窃盗にあったらどうするか?

場所在インド大使館(デリー)
住所50-G Chanakyapuri, New Delhi 110021【MAP】
電話番号(011)2687-6564,2687-6581~3
公式HPhttps://www.in.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

パスポートやクレジットカードなどの貴重品を盗まれたら早急に日本大使館に相談しましょう。

後からインドの警察の窃盗届の提出を求められることもあるため、出来るだけ手に入れましょう。

クレジットカードは即止めてください。

最も怖いのはクレジットカードの悪用です。

スリや窃盗被害が多くてもインドを嫌いにならないで!!

インドを旅すると、慣れないうちはどうしても疑心暗鬼になってしまうことが多いです。

特にバックパッカーなどが集まりやすい安宿のあるエリアや、世界的に有名な観光地名所ではスリや詐欺が多いです。

心配な場合は、ツーリスト用のSIMカードで常に現在地や旅の情報を確認できるようにして、中流以上のホテルに泊まり、移動はGPSで管理されているUberとフライトを使えば犯罪に会うリスクは一気に減ります。(旅慣れしているはずのバックパッカーの方が被害にあっています。)

詐欺の手口も多様で、なかなか人を信じることが出来ないので気が滅入ってしまうこともあります。

しかし、自分のリスク管理をきちんとすれば、世界のどこでも味わえない唯一無二の体験が出来るのがインド。

何かあってからでは遅いので、きちんと自分を守る方法を考えながらも、現地でしか味わえないスペシャルな体験を楽しんでください。