旅行の体験談

【隠れスポット!】パリ東部にある『ヴァンセンヌの森』を満喫しよう!

フランスの首都パリといえば、「エッフェル塔」や「ヴェルサイユ宮殿」などの世界遺産が有名です!

でもそれだけではなく、パリ市内にはいくつもの自然豊かな公園があり、リラックスできる憩いの場でもあります。

今回は、パリで有名な「ヴァンセンヌの森」についてご紹介します!

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ヴァンセンヌの森はパリ随一の広大な公園!

パリで広大な公園といえば、「ブーローニュの森」と「ヴァンセンヌの森」が有名です。

それぞれパリの西部と東部に位置し、「パリの肺」と呼ばれるほど人々にとって欠かせない場所です。

ヴァンセンヌの森はパリ12区にあり、パリ中心部から約4kmに位置しています。現在はパリの森林公園として、大変多くの人たちに親しまれています

ヴァンセンヌの森はなんと995ヘクタールもあり、パリで一番広い公園としても知られています!

敷地内には自然豊かな湖のほか、花公園、競馬場、博物館などのレジャースポットが満載で、家族連れはもちろんのこと、カップルや友達とも十分楽しめます!

天気のいい日には、ピクニックもおすすめのスポットです!

ヴァンセンヌの森を歩いていると、ベンチで本を読んだり、家族で散歩している人を見かけました。さまざまな形でそれぞれがヴァンセンヌの森を満喫されているようでした!

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パリ中心部からヴァンセンヌの森へのアクセスを確認しよう!

メトロを利用する場合、ヴァンセンヌの森の最寄り駅は、1番線シャトー・ドゥ・ヴァンセンヌ(Château de Vincennes)駅または8番線ポルト・ドレ(Porte Dorée)駅です。

RER(高速郊外鉄道)の最寄り駅は、A線ヴァンセンヌ(Vincennes)駅です。

パリ中心部からメトロの場合、約40分で到着します!

広大なヴァンセンヌの森は、目的地により最寄り駅が変わってくるので、行く場所をしっかりと決めておくことをおすすめします!

ちなみに、これから紹介するヴァンセンヌ城に行く場合は、シャトー・ドゥ・ヴァンセンヌ駅が最寄り駅です。

広大なヴァンセンヌの森を満喫…!

ヴァンセンヌの森は、12世紀にフィリップ・オーギュスト王の狩猟場だったことが始まりです。

その後1860年、ナポレオン三世によって市民のための公園になりました。そして1929年、パリ市12区に編入されました。

ヴァンセンヌの森には、ドーメニル湖やミニーム湖など4つの湖のほか、パリ最大の動物園やパリ花公園などがあります。

動物園

ヴァンセンヌの森の動物園では、あえて檻を設置しないで、動物たちが自然な環境で過ごせるように工夫されています。動物にも配慮していて、ヨーロッパらしい動物園ですね!

パリ花公園

パリ花公園は30ヘクタールの敷地内に、ダリアや睡蓮など数百種類もの花々が咲き誇っています。公園内にある「四季の園」では、季節の花々が楽しめます!

ヴェンセンヌの森には歴史あるヴァンセンヌ城があります!

 

ヴァンセンヌの森の入り口にそびえ立つ城が、ヴァンセンヌ城です。

今まであまりヨーロッパの古城を見る機会がなかったのですが、ヴァンセンヌ城を初めて見た時、これぞ中世の城という印象を受けました!

ヴァンセンヌ城は14世紀~17世紀頃のフランス王の城で、当時は狩猟用に使う目的として1150年ルイ7世のために建造されました。

13世紀にはフィリップ・オ ウギュストとルイ9世がさらに荘園へと築き上げていきました。そして、ルイ9世はここヴァンセンヌ城から十字軍遠征に向かいました。

その後1337年フィリップ5世が主塔(上の写真)の工事を開始し、高さ52mにも達する主塔は当時の中世ヨーロッパの建造物では一番高いものでした。

また、ヴァンセンヌ城で結婚式を挙げたフランス王もいます。

1274年にフィリップ3世、1284年にフィリップ4世がこの地で結婚しました。

17世紀にフランスでヴェルサイユ宮殿が注目を集めると、ヴァンセンヌ城は牢獄の役割も果たすようになりました。日本では習慣がありませんが、ヨーロッパでは牢獄として使われた城もいくつか存在します。

“城内には当時の囚人による壁の落書きも残っています。”

18世紀にヴァンセンヌ城は放棄されますが、その後まずはヴァンセンヌの陶器製造の地として、次に公式の収容所として、さらに1796年には軍事品製造所として機能していきました。

住所46 Route de la Pyramide, 75012 Paris, フランス【MAP
営業時間10:00~18:00(9月~4月は17:00まで)
※一部祝日は休業日になります。
入場料8ユーロ

ヴェインセンヌの森にはこんなに綺麗なサント・シャペルも!

ヴァンセンヌ城の向かいには、サント・シャペルという教会があります。

1379年シャルル5世の指示で、パリ市内のシテ島にある「サント・シャペル」をモデルに建立されました。

残念ながら時間の関係で教会内を見学することが出来ませんでしたが、外観だけ見ても趣のある素敵な教会でした!

城の敷地内にはギフトショップなどの施設もあります。

こじんまりしたギフトショップですが、色々なお土産があるので見ているだけでも楽しめます!

パリ中心部から離れているせいか、観光客が少なかったので、ヨーロッパの古城を見てみたい方には穴場スポットです!

入場料がお得になる方法!!
毎月第一日曜日は、パリ市内の美術館やお城の入場料が無料です!さらにモナリザが表紙の「ミュージアム・パス」も対象なので、お持ちの方は係員に見せればヴァンセンヌ城の入場料が無料になります!

パスが対象の施設であれば基本的に購入できるはずので、是非一度料金所で確認してみてください!

私も旅行で訪れた際はミュージアム・パスを使用しましたが、60以上もの美術館や博物館の入場料が無料になるので、美術館巡りをされる方には特におすすめのパスです!

ミュージアム・パス料金
2日間券48ユーロ
4日間券62ユーロ
6日間券74ユーロ
公式HP http://www.parismuseumpass-japon.com/

ミュージアム・パスは、現地だけでなく以下のURLよりオンラインでも購入出来ます。

せっかくなので、是非とも時間を有効活用してお得に旅行を楽しんでください!

※料金は変更する場合があるため、購入される場合は公式サイトなどで最新の料金をご確認ください。

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炭酸水が飲めるルイイ公園もある!

ヴァンセンヌの森から徒歩圏内にあるルイイ公園」も、ここ最近注目されている公園です。

なんと酸水の蛇口があり、市民に無料で提供されています!

私も実際にルイイ公園に足を運び、水筒に炭酸水を入れて飲んでいました。かなり強めの炭酸水で、予想以上に美味しかったのを覚えています!

そもそも炭酸水を導入したのは、環境を配慮してプラスチックゴミを削減することが目的でした。ルイイ公園に設置された炭酸水は好評で、今では多くの市民が利用しています。

炭酸水を提供する公園は、日本ではなかなか見られないサービスですね!

ルイイ公園自体も一日中のんびりできる公園で、ジョギングや散歩している人などを見かけました。

パリで観光地巡りをした後は、公園でゆっくり過ごすのも良いかもしれませんね!

住所1 Rue Albinoni 12フランス【MAP
営業時間平日8:00~20:30 祝日9:00~20:30
※季節変動により変更有り。
入場料無料

まとめ

いかがでしたでしょうか?

パリ郊外とアクセスも抜群なヴァンセンヌの森は、ヴェルサイユ宮殿とは規模も雰囲気も違うヴァンセンヌ城も楽しめる穴場スポットです!

パリ中心部で観光やショッピングをしたあとは、大自然あふれるヴァンセンヌの森でゆっくり過ごしてみてはいかがでしょうか?

パリに旅行される際は、是非ともヴァンセンヌの森へ足を運んでみてください!

ABOUT ME
Lily
学生時代から旅行が好きで、今まで10か国以上旅行しています。 旅行中に世界遺産に興味を持ち始め、「世界遺産検定2級」を取得しています!旅のお供に趣味のカメラを持ち歩き、撮影もしています。 楽しくなる海外旅行の情報をお届けしますので、是非ともご覧ください!