「海外でコーヒーをオーダーする時に使えるフレーズはある?」
「ブラックコーヒーを頼んだら変な顔された!」
「何も言ってないのに甘くされた!」
今回は海外で使えるコーヒーオーダーの方法や、日本の常識が通じない海外のコーヒー文化を「旅らび.com」レポーターあすが紹介していきます。
私は旅行先でもよくカフェに行ってゆったりと過ごすのが好きなのですが、国によってコーヒー文化が少しずつ違うな〜と思っていました。
コーヒー1杯頼むと、激甘コーヒーがきたり、時にはエスプレッソが出されたりと、戸惑うことも多かったです。
そんな中で日本がグローバルスタンダードではないことに気がつかされ、記事にしてみたら面白いかなと思い、今回はこちらの記事で紹介することにしました。
文化の違いを感じながら、皆さんも海外でも美味しいコーヒーを嗜んでくださいね!
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海外と日本のコーヒー文化の違いについて!
日本でコーヒーを頼めば、当然にブラックコーヒーがでてきますよね。
でもこれ、日本だけって知ってましたか?
私が実際に行った国では「コーヒー下さい」と頼むと、ちょっと違う反応でした。
例として2カ国のコーヒーショップでの対応をみて行きましょう。
カナダ→砂糖とミルクが入ったコーヒーが出される
インドネシア→「コーヒー?どの?」と怪訝な顔される
こんな感じでコーヒー1杯とっても、日本でいうブラックコーヒーはでてこないので、注意が必要です。
【例】私が体験してみてわかったカナダのコーヒー事情
私が語学留学の時にお世話になった、カナダの有名チェーン店のTim Hortonでも甘いコーヒーが出されます。
カナダではどこに行ってもカフェがあります。一人あたりの年間コーヒー摂取量は600杯とも言われています。
カナダ人にとってコーヒーは、日本でいう緑茶みたいな感覚にちかいと思います。
それで、カナダでは砂糖とミルクの数を必ずオーダーの時に聞かれます。
日本の様に後入れ方式ではなく、ほとんどの場合がオーダーの時にどんな飲み方をするか伝える必要があります。
全て完成した状態で飲み物が出てきます。
よく耳にしていたのは、「ダボ、ダボ」というフレーズ。
何かというとsugar double. milk double.を略して、ダブルダブルって言っているんです。
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海外ではコーヒーを我慢して飲むことは絶対にない!
コーヒーは何か入れて飲むのは日本では邪道扱いされますが、苦いまま我慢して飲むのは海外では常識ではないのです。
ヨーロッパ圏ではエスプレッソには砂糖を入れて、最後に底に溜まった砂糖をスプーンですくって食べるのがスタンダードですし。
また、タイやインドネシアでも甘いコーヒーがスタンダードです。
タイでタクシーに乗りながらブラックアイスコーヒーを飲んでたら、運転手に「砂糖もミルクも入っていないの?それじゃ美味しくないよ〜」と言われたこともありました。
ちょうどそうゆうタクシーの運転手に当たった訳ではなく、実際にカフェにいてもブラックコーヒーではなく甘いラテを頼む人が圧倒的に多いんです。
ブラックコーヒー一つとっても文化の違いが明らかに違うことに、驚きと面白さを感じました。
余談ですが、カナダのTim Hortonではマフィンやドーナツがたくさん売られています。
日本のマフィンと違って、がっつり甘いマフィンですので、ブラックコーヒーとも相性抜群です。
ドーナツもミスドばりにバリエーションが豊富なので、来店時にはぜひ一緒に頼んでみてくださいね!
インドネシア・タイ・マレーシアではブラックコーヒーと頼んでも伝わらない!
有名なコーヒーの生産国でもある、インドネシア・マレーシア・タイでも「コーヒー下さい」と注文しても日本でいうブラックコーヒーはでてきません。
アジア圏の国でブラックコーヒーを頼む時は、「アメリカーノ」と頼まないとブラックコーヒーがでてきません。
ブラックの常識が少し違うという話をカフェ店員から聞いたことがあります。ミルクなしで砂糖入ってても、色がブラックならブラックともいうんだよと、インドネシアのよく行っていたカフェの店員さんが教えてくれました。
この3カ国ではコーヒーを淹れる際には、日本の様にコーヒーを大量にドリップしてつくりおきしていません。
そもそも日本ブラックコーヒーとは別のドリップ方法になるのですが、アメリカーノが一番日本のブラックコーヒーに近い味わいのコーヒーです。
アメリカーノは、エスプレッソを抽出して、それにお湯を注いで出されます。
これが本当のアメリカーノの淹れ方です。
日本のアメリカンとは少し違いますよね。日本のアメリカンはコーヒーにお湯が足されたものが出されます。
学生の頃に有名カフェチェーン店でアルバイトをしていたことがあり、そのお店にもアメリカンというメニューがあったのですが、やはり、コーヒーにお湯を足して薄めたものでした。
アメリカンはもともと浅煎りコーヒー豆を引き、通常よりも少ないコーヒー豆の量でドリップをしたもので、日本だけでしか飲めないコーヒーの種類です。
この元の原型が、変化して、現在の様なコーヒーにお湯を足したものがアメリカンと呼ばれる様になったのかもしれませんね。
アメリカーノの味に関しては、ひきたての豆を、チンバリというエスプレッソマシーンできちんとドリップしているので、香りも味も格段に良いです。
美味しいコーヒーが日本よりも安く飲めるので、私はアジアのカフェが好きですね。
実際のオーダーフレーズはこれでOK!
では実際にオーダーする時に使えるフレーズについて紹介していきます。
日本と同じ様にオーダーの流れは、注文する商品の名前を言う→サイズ→ホットかアイスか→(名前)→持ち帰りか?こんな感じです。
入店してカウンターに立つと、日本と同じ様に、「ご注文はお決まりですか?」と英語で聞かれます。
よく使われるフレーズがこちら。
店員:What can I get for you?
店員:Hello!What would you like today?
店員:何も言わずにじっと見てくる
この質問に対しては、こう応えます。
私:I’ll have a black coffee. (ブラックコーヒーを下さい)
私:Can I get a latte. (ラテを下さい)
I’ll have〜かCan I get〜を使って注文しましょう。どっちでもいいやすい方で大丈夫ですよ。
次に聞かれるのが、サイズです。
店員:What size?(サイズはどうしましょう?)
店員:Which size?(どのサイズにしますか?)
私:short/tall/grande/venti(小/中/大/特大)
この中で、サイズを選んで頼みましょう。
日本の様に、サイズの名前S・M・Lの様にお店によって異なることはないので、安心してください。
ショートは欧米諸国の場合は用意がない場合もあるので、聞いてみてください。
次にホットかアイスか聞かれます。
店員:Hot or ice? (ホットかアイスどっちにしますか?)
私:Ice please.(アイスでお願いします。)
どちらか選び、Pleaseをつけて、返答します。
次は名前を聞かれた場合です。ゆっくりスペルを言えばOKです。
店員:How do you spell your name? (名前のスペルはどう書きますか?)
私:”A・S・U”
持ち帰りかどうか聞かれますので、これにも応えていきましょう。
店員:For here or to go?(店内で過ごされますか?それとも持ち帰りですか?)
私:For here.(店内でお願いします。)
最後に他に注文するものある?って聞かれます。
店員:Anything else?(他にご注文はありませんか?)
私:That’s all thanks.(これで全部ですありがとうございます)
何もなければ、この様に返答し、何か他に注文がある場合は、続けてオーダーしましょう。
もしオーダーの時間を短縮したい場合は、全て一気に伝えることもできます。
私:Can I get a tall ice latte ?(アイストールラテを下さい)
私:Can I get /個数/サイズ/商品名
以上がオーダーの流れです。
日本と同じ様に、コーヒーの飲み方をいろいろカスタマイズしたい人は、先ほどの文章の最後に、カスタム内容を付け加えて伝えます。
例えば、無脂肪乳にしたい時はこんな感じになります。
(例)私:Can I get a tall ice non fat latte ,instead of milk.
他にも、砂糖多め、少なめ、とかいろいろあると思うので、使えそうなワードをまとめてみましたので、よかったら使ってください。
<多め> | extra~ |
<少なめ> | less~ ・light~・easy~ |
<なし> | no~・without~ |
<追加> | with~・add~ |
<代わりに> | instead of~ |
<熱く> | extra hot |
<ぬるく> | light hot |
オーダーの時に注意すべきことは?
とりあえずあとは、伝わればいいので、もじもじしないことです!
何回かゆっくり言えば伝わりますし、ペラペラ英語が話せなくても大丈夫なので、堂々と頼みましょう!
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まとめ:海外で美味しいコーヒーを飲む方法
では今回は、海外で美味しいコーヒーを頼む方法について紹介しました。
ブラックコーヒーにたどり着くためには、砂糖・ミルクなしということを伝えたり、Blackって言って通じるのか、試しながら使うのがいいです。
日本と海外ではコーヒーの文化も異なります。
むしろ日本の方がマイノリティだったりすることは、よくあるので、文化の違いを楽しみながら、旅を楽しんでくださいね!