韓国のソウルと言えば、日本でも大人気な観光地の一つです。
ショッピングやグルメなどの楽しみもありますが、実はソウル市内には世界遺産があることをご存知でしょうか?
ソウル市内には「昌徳宮(チャンドックン)」と「宗廟(チョンミョ)」が世界遺産に登録されていて、どちらも目と鼻の先にあるので一緒に観光ができます!
特に、「昌徳宮」は紅葉の名所としても有名な場所なので、綺麗な紅葉を見に行ってきました!
今回は、紅葉の名所「昌徳宮」について“旅らび.com“より詳しく紹介していきます!
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ソウル市内にある世界遺産「昌徳宮」!
「昌徳宮と庭園」は、1997年世界文化遺産に登録されました。
ソウル観光名所の四大古宮(景福宮、昌徳宮、昌慶宮、徳寿宮)の中では唯一の世界遺産の為、観光客に人気のスポットです!
13の木造建築が現存し、保存状態も良く美しい景観があることが、世界遺産に登録された理由です。
私も実際に訪れて、秘苑などの綺麗な景観を見ることが出来て、観光して良かったと思えた場所でした。
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昌徳宮は紅葉の時期に行くのがおすすめです!
2泊3日で初ソウル旅行に行き、紅葉の時期でもあったので、ソウル市内にある昌徳宮を観光してきました。
日本の紅葉も綺麗ですが、韓国の綺麗な紅葉にも感動しました!
赤や黄色に彩られた紅葉が王宮と見事に調和していて、来てよかったと実感しました。
昌徳宮には仁政殿や大造殿などの立派な建物がありますが、奥には「秘苑」と呼ばれる広大な庭園があり、紅葉を見るにはぴったりの場所です!
実際に行った私がおすすめする「昌徳宮」の見どころ!
1.仁政殿(インジョンムン)
2.王座
3.大造殿(テジョジョン)
昌徳宮の見どころ1:仁政殿(インジョンムン)
いよいよ昌徳宮の観光がスタートです!
正門の敦化門(トンファムン)をくぐり歩いていくと、「仁政殿(インジョンムン)」が見えてきます。
二層式の立派な建物で、かなりの迫力がありました!二層式の建物は、韓国の王宮を観光していてよく見かけた形式です。
色も鮮やかで、日本の建物の形式とは違いますね!
昌徳宮の見どころ2:王座
中に入ると、王の「玉座」があります。玉座の後ろの絵は「日月山水図屏風」で、日、月、山、水、赤松が描かれており、朝鮮王朝の長寿や不死の象徴です。
とても立派な玉座なので、韓国ドラマに出てきそうな場所です!
建物や門屋根の先には小さな像がいくつもあり、これは魔除けのために置かれているとのことです。
日本でも地域によっては、鬼瓦やシャチホコが魔除けとして屋根に置かれているので、文化的にも似ている印象を持ちました。
昌徳宮の見どころ3:大造殿(テジョジョン)
仁政殿の後には、「大造殿(テジョジョン)」が見えてきます。
ここは王と王妃の居間兼寝室で、室内には椅子や家具などが展示されています。
展示されている家具などは洋風のものが多く少し意外でしたが、とても広々とした空間でした。
かつての王と王妃が使用されていた場所なので、さすが豪華ですね!
昌徳宮の「秘苑」もしっかり観光!見惚れるような紅葉が見れますよ!
建物を観光した後は、いよいよ「秘苑」です!
先ほど少しお話ししましたが、秘苑に入場する際は、昌徳宮の観覧チケットとは別にチケットを購入する必要があります。
チケットを購入後、ツアーで観光します。日本語ツアーは1日10:30、14:30の2回行われ、所要時間は約2時間です。
私が訪れた時は日本語ツアーが終了していたので、英語ツアーの方に参加しました。韓国人のツアーガイドさんが、秘苑の歴史などを分かりやすく丁寧に説明してくれました。
秘苑は昌徳宮の敷地の半分以上を占めていて、かなり広大な庭園です。
広大な庭園とは知らずにツアーに参加しましたが、実際はかなりの距離を歩きました。
紅葉の時期におすすめの観光スポットなので来てみましたが、予想以上に綺麗な紅葉を見ることが出来たので、大満足でした!
「秘苑」は昌徳宮の創建時に王宮の庭園として造られ、かつては王や王妃の憩いの場でした。
もともとは「後苑(フウォン)」と呼ばれていましたが、高宋の朝鮮王朝時代以降に秘苑と呼ばれるようになりました。
大自然に溢れていて、森や谷などの地形をそのまま生かして造られました。そのため、庭園ですが所々上り坂もありました。まるで登山してるような気分でした!
「秘苑」にはいくつか見どころがあるので、詳しくご紹介します。
1.舎廊棟(サランチェ)と母屋(アンチェ)
2.不老門(プルロムン)
3.愛蓮池(エリョンジ)
4.尊徳亭(ソンドクジョン)
秘苑の見どころ1:舎廊棟(サランチェ)と母屋(アンチェ)
秘苑を歩いて暫くすると、「舎廊棟(サランチェ)」と「母屋(アンチェ)」に到着します。
舎廊棟は男性、母屋は女性が生活する場所で、昔は結婚した男女でも1つの部屋で一緒に暮らすことが出来なかったので、男女別々の部屋が用意されていました。
舎廊棟は、舎廊房と夏の板の間、寝室など、母屋は内房や板の間、寝室などで構成されています。
秘苑の見どころ2:不老門(プルロムン)
「不老門(プルロムン)」と呼ばれるこちらの門は、王の長寿を願って建てられました。
今でもこの門をくぐった人は、長寿になると言われています。私も含め、ツアーの参加者は全員くぐって次の場所を目指しました!
秘苑の見どころ3:愛蓮池(エリョンジ)
「愛蓮池(エリョンジ)」と呼ばれるこちらの池は、静寂で神秘的な空間です。
中央にある愛蓮亭は、1692年に創建されました。
かつては、王と王妃のデートスポットだったようです!
こんなにきれいな場所なので、デートスポットだと知りぴったりの場所だと実感しました。
周りの紅葉と愛蓮亭との調和がものすごく綺麗で、ずっと見ていたい気分でした。
秘苑の見どころ4:尊徳亭(ソンドクジョン)
愛蓮池を後にして歩いていくと、「尊徳亭(ソンドクジョン)」が見えてきます。尊徳亭も愛蓮亭と同様に、池の端に建てられています。
こじんまりした佇まいの建物で、天井を見上げると青竜と黄竜が描かれているので、是非見てみてください!
昌徳宮以外の観光地も回る場合は入場料がやすくなる「4大宮および宗廟統合観覧券」を購入しておきましょう!
四大古宮と宗廟を観光する際、お得なチケット「4大宮および宗廟統合観覧券」があります。
チケット代は10,000ウォンで、有効期限は購入日から3カ月間です。
5箇所の観光で10,000ウォンは、かなりお得ですね!
私も実際に購入し、昌徳宮や他の古宮を観光しました。
ただし、昌徳宮の秘苑は料金に含まれないため、現地またはインターネットでチケットを購入する必要があります。
私は現地でチケットを購入して、秘苑を観光しました。
現地の場合先着順となっていて、英語でツアーガイドさんが庭園内を案内してくれたので、有意義な時間を過ごせました!
【アクセス】昌徳宮へはソウルだけでなく明洞からでも行くことができます!
昌徳宮へのアクセスは、地下鉄が便利です。
「ソウル駅」からの場合、地下鉄1号線「鍾路3街駅」で3号線に乗り換え、「安国(アング)駅」にて下車し、約14分で到着です。
「明洞駅」からの場合、地下鉄4号線「忠武路駅」で3号線に乗り換え、「安国駅」にて下車し、約13分で到着です。
安国駅から昌徳宮までは、徒歩5分程で到着します!私は今回景福宮を観光した後、昌徳宮に向かいました。
徒歩約20分で到着するので、周辺の王宮を観光する場合は徒歩もありです!
昌徳宮のすぐ近くには昌慶宮や宗廟もあるので、時間があればこちらも観光をおすすめします。
一休みも王宮巡りの醍醐味!
昌徳宮などの王宮を一日で観光する際は、適度な休憩も必要です。
地下鉄駅に近いこともあり、周辺にはレストランやカフェなどがあるので、わざわざ探さなくてもすぐに見つかります!
韓国料理と言えば、日本でもお馴染みの焼肉やスンドゥブなどもありますが、ソウルでは「お粥専門店」もよく見かけます。
お粥は、カニやアワビなど種類が豊富でどれも美味しそうでした!
韓国料理には必ずと言っていいほどキムチが付いてきて、美味しかったです。
店内もあまり混んでいなかったので、思ったよりゆっくりできました。王宮巡りの際は、適度に休憩してソウル観光を楽しんでください!
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まとめ
ソウル市内は見どころ満載ですが、中でも世界遺産の昌徳宮と庭園は是非とも訪れたい場所です!特に、紅葉の時期の昌徳宮は綺麗な景観でおすすめです。
ソウル旅行の際は、是非とも昌徳宮へ足を運んでみてください!
昌徳宮の基本情報 | |
住所 | 99 Yulgok-ro, Waryong-dong, Jongno-gu, Seoul, 大韓民国【MAP】 |
電話番号 | +82 2-762-8261 |
営業時間 | 9:00~18:00(季節により若干異なる) ※入場は閉館の1時間前まで |
入場料 | 大人:3,000ウォン ※秘苑はツアーのみ入場可能→大人:5,000ウォン |