旅行の体験談

【海外ボランティア】ボルネオ島の田舎町”タワウ”で日本語教室の先生に!

海外でボランティアをしてみたい!

(だけど何から始めればいいんだろう・・)

何年もそう思い続けていた私に今がチャンス!と舞い降りた今回のお話。

海外でのボランティアへの想いや体験談、きっかけを紹介していきます!

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【私もここから!!】世界中には数多くのボランティアが存在します!

まずは自分がどのように活動したいのか・・を考えました。

「自分の身近な事から、小さな事から、人の役に立てる事を探してみよう」

そう考えているタイミングで友人であるKii君とHiroki君から届いた一通のメール・・

2人が開講した日本語教室へのクラウドファンディング

クラウドファンディングとはネットワークを通じてプロジェクトへの意思を伝え支援や資金調達をするといもので、現代では様々なプロジェクトが存在します!

今回の2人の目的は、“生徒達への愛情そのもの!”

教室への設備が整っていない為、よりよい快適な教室へ・・という想い。クーラーが無く日中は暑くて汗だくになるので授業はなるべく涼しくなる夜に開講していましたし、コンクリート剥き出しの床。

それでも、笑顔で日本語を学ぶ楽しさや成長ぶりが嬉しくて通い続けている生徒達・・

グッと胸が打たれました!日本から遠く離れた街で、私の生まれた国を知りたいと目を輝かせている生徒さんやKii君やHiroki君の想いやり。

よし!まずは支援から!・・そう動き始めたのがきっかけでした。

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マレーシアの田舎町”タワウ”にオープンした小さな日本語教室!

マレーシア・ボルネオ島の東に位置する港町・タワウにオープンした小さな日本語教室。

教室の代表者でもあり、自ら先生として授業を行うのは動画クリエイターとして世界を舞台に駆け回る日本人Hiroki君と現地人Kii君の2人。

現地で初の日本語教室の開講は、小さなタワウの街で瞬く間に口コミで広がり生徒達が集まったそう。

年齢層も幅広く、回数を重ねる毎に言語の勉強だけでなくテストもありレベルも少しずつ上がっていったそうです。

以前から交流のあった2人とは、お互いに連絡やSNSを通じて近況を話し合っていましたので開講当時から授業風景などいつも楽しみにしながら眺めていました。

たまにFacebookでのLive配信では生の授業風景を見る事ができ、私自身も参加している気分になりとっても楽しかったです!

授業の終わりに日本の歌を合唱している姿には、感動しました。

お寿司パーティーの様子!素敵な1枚ですよね!

他には、うどんを作ったり言語だけでなく日本料理にも興味を示している事を知り自分にも文化を伝える事ができるかも・・と思い実現する事に!

仕事のお休みで訪れたのが2泊3日・・

うち現地では1泊のみで、滞在も約半日と少しという弾丸旅でした!

本当に授業だけをしにタワウに来ました!という速さでしたね(笑)

そして今回は、友人も一緒に同行し授業の内容など打ち合わせするのも、今までにない体験でしたのでとてもワクワク、ドキドキでした。

『”和の心”を伝えたい!』という思いから授業は書道でかきぞめをしました!

日本を代表して、文化を伝えるなら何がいいだろうか・・?

どんな授業が楽しくて思い出に残るだろう・・記念に形として残しておけるものがいいな・・なんて考えながら小、中学校では授業で何度も書いてきたかきぞめにしました。

日本人にとって日常の中にあり学校で習うほどの文化である事から、個々で実演でき自分らしく自分のペースで表現できるという部分もぴったり!

授業1:名前の由来と漢字との共通点について説明!

両親からの生まれて初めてのプレゼントは”名前”

想いを込めて両親が名付けてくれた名前は一生モノですよね。

漢字は1文字から様々な意味を持ち広がるという事に視点を置いてみました。

私達が伝たい日本の文化や想い、それは“和の心”でした。

言葉というものは、1つ1つに意味を持ち、人へ影響し心を動かせる大きな力を持っています。

授業では、漢字と名前の共通点をお話ししました。

生徒達からは、「どの国でも皆が想いや願いを込めて名付けるのね」という声も。

授業2:自分にとって大切な1文字を書きぞめしてもらいました!

私が選んだ1文字は”心”

想いやりや心遣いを大切に、人と比べるのではなく自分の心をよく感じ知る事。

「BE WHO YOU ARE – あなたはあなたらしく」

友人は自分の名前でもある“真”

真実を伝える人であり、自由に生きてほしいと名付けの由来も話していました。

そしてもう1つ“和”

日本といえば和食、和服、和風など古風なイメージを持ちますよね。

彼女は”平和” を願い、今世界で起きている事件が少しでも減り平和を願いを込めて。

授業中は、夏を意識して浴衣で雰囲気を出してみました!とっても好評で褒められニヤニヤ!笑

筆の本数が限られていたので、順番に挑戦!

授業では、ひらがなをはじめ漢字も練習していたそうで皆さんとってもお上手!

お手本書いてー!と自分でネットで探したり皆さんとっても楽しそうでした。

皆さん書きたい文字は決まって何度も練習する方や、迷いながら書けそう!と決める方など・・

生徒に教えるという目線で、先生としての立場で教室に立っていると人それぞれのペースがありプッシュしないという事を知りました。

“らしさ”を引き出すという大きな力が必要だなぁ・・と新しい発見も!

力加減や大きさで紙からはみ出したり名前が書けなかったりと失敗を繰り返していくうちにどんどん上手くなって行き、なんといっても自分から進んで動いている姿はもっともっと上手くなりたい、学びたいという想いを強く感じました。

生徒同士で、声を掛け合ったり皆の笑顔を見ているとここに来て良かったなと心の底から感じました。

こんなに小さな可愛い生徒さんも参加していましたよ!

とっても照れ屋さんで手を振るだけでも恥ずかしくてお母さんの後ろに隠れていましたが、時間が経つにつれて近くに寄って話し掛けてくれて、僕もやってみたい!と筆を握っていました。

この後、私の”心”の色紙をお手本に書いてみたよ!と真似して駆け足で見せに来てくれた時は心が温かくなりました。

十分練習した方は、本番で色紙に書いていきます。

想い出は一生もの、時間が経っても色紙を見返すたびに一緒に過ごした授業を思い出して貰えたら嬉しいです。

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世界共通である”笑顔”と”想いを伝える事”で人と人とが繋がれる!

最後は、それぞれ前に立って選んだ言葉の意味や想いを照れながらもしっかりと伝え発表しました。

皆さんとってもいい顔をしています!

「人の言葉に耳を傾ける」というのも大切なこと。

自分では考えないようなセンスを持っているので、そんな考えもあるんだ!と気付きます。

授業を終えると皆さんからの差し入れ!

全て手作りだそうで、とってもとっても美味しかったです!

そして、日本で働くにはどうすればいいかな?どんなお仕事が出来るかな?など、色々な相談をして下さりお話を聞く事で、私自身にとっても多くの学びの場でありました。

私自身、ワーホリや海外留学に興味があり現地の方にお話を聞くのは何よりものヒントでありアドバイスであると思っています。

今回は、自分が逆の立場になってみて誰かの役に立ちたい!日本とマレーシアの架け橋になれれば・・と強く感じた同時に、自分の国に行きたい!日本が好き!と声を掛けて下さる幸せに浸っていました。

とても素晴らしい日本での暮らし、不自由のない環境であるのに経験を積むなら海外生活という選択肢を持つ私は少し立ち止まって考え直すきっかけにもなりました。

日本に居る時間をもっともっと大切にして、生活の中にある感情をしっかり受け止め、そしてまた海外に出て日本の文化を伝えて行こうと。

まとめ

ノラさんと娘のディラちゃんと私達。

2人とは授業が終わっても誘って頂き海辺でお茶をしながらお話しました。

今回の私にとっていつもの旅とは違う視点での”気付き”であった時間でした。

皆それぞれに個性があり価値観があり、生まれた場所、肌の色、宗教が違えど同じ心を持つ人同士は伝え合う”言葉”が存在するということ。

また新しい挑戦に向けて一歩を踏み始めるきっかけとなりました。

人には話していないけど、やってみなければ見えなかった新しいきっかけに出会えるかも!?

全てはタイミング!

自分を信じて新しい一歩を踏み出す勇気と共に私に記事を読んで背中を押すきっかけとなりますように。

ABOUT ME
maimunah
和歌山を拠点に、アジア旅にハマっているフリーライターです。好きな国は、インド。