近年人気が高まっているフィリピン留学。
フィリピン・セブ島は、英語を習得できる滞在先として、近年注目を集めています。
ノンネイティブながらも、英語力の高いフィリピンの先生にマンツーマンで英語を学ぶことができ、欧米よりコストも安いということで、気軽に留学できる渡航先です。
学生や社会人に人気のフィリピン英語留学は体験談を聞くのですが、まだまだ知名度が少ないのがフィリピンの親子英語留学です。
今回は、フィリピンの親子英語留学の概要や費用の概算、そして親子留学した学校での体験を”旅らび.com“より紹介していこうと思います!
春休みや夏休みを利用してフィリピン留学を経験し、英語力の向上だけでなく、海外生活を体験することにより様々な成長を感じるはずです!
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そもそもなぜフィリピンを選んだのか?
私自身、20年英語教室を経営し、英語や英会話を教えています。
またアメリカでの留学経験はありますが、注目のフィリピン留学にとても興味をもっていました。
ある日、セブ島で大型英会話スクールをもつ「QQ English(QQイングリッシュ)」が開催する日本でのパーティーで、うちの次男がじゃんけん大会で数百人のなかで優勝!
賞品はなんと2週間の留学招待!
ということで、次男は招待、長男と私は自費で留学へ!
ただし、学校の休みの関係もあり1週間という最短単位となりました。
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フィリピン留学の費用はいくらくらい必要なの?【親子留学で計算】
私(大人) | SSP長男(中学生) | 合計 | |
留学費用 | 107,700円 | 82,000円 | 189,700円 |
SSP | 約15,000円 | 約15,000円 | 約30,000円 |
航空券 | 約60,000円 | 約60,000円 | 約120,000円 |
総合計 | 約182,700円 | 約157,000円 | 約339,700円 |
※留学費用の中に授業料・宿泊料・食費・入学料・祝日料金が含まれています。
欧米よりも低コストとは聞きますが、皆さん気になるのが留学費用かと思います。
今回は私たちがかかった費用、親が大人一人、子供が中学生一人の例として上記の表にまとめてみました。
SSP(Special Study Permit)とは、観光を目的として入国した外国人がフィリピン国内で合法的に勉強をするために必要なビザの一種で、滞在を特別に許可するものです。
フィリピンでの留学においてはSSPが必要となります。 SSPの発行に要する費用は学校により異なりますが、6ヶ月有効です。
SSPや入学金のことを考えると最短の1週間だともったいない!
実際に、現地では1ヶ月~という生徒さんがほどんどでした。
それにフィリピン航空で渡航費が一人約6万円。こちらは3人分支払いましたが留学費用2人分見積もりとして、2人で120,000円ほど。
大人一人と子供一人で33,9700円の留学費が発生しました。(現地での自分たちで好きに買った飲食代や、買い物を除きます。)
これは学校によって変わりますのであくまで一例で。
また、QQ Englishは親子留学はデラックスルームなので、通常の生徒さんよりも割高にはなりますが、広い部屋にトイレもお風呂もあります。
また冷蔵庫があり、部屋での飲食可能なので、快適なホテルライフのようでした。
というわけで、普段マイレージで飛行機を手配し、コンドミニアムで自炊生活という、チープな旅に慣れている私達にしては、お金のかかった旅ではありましたが、今回の目的は短期ながらも留学!!
学校の勉強は苦手なようですが、子どもたちは実は英語に興味をもっている様子。
1週間ではまさかペラペラに上達することはないだろうけれども、何か得て帰ってほしいなという思いがありました。
また、私が英語を仕事としているばかりに、かえって英語に壁をつくってしまっている子どもたちが、どうにか英語に親しんでくれたらなあと思って、思い切りました!!
授業数はどんな感じ?一般的にはどれくらいの期間留学するの?
今回お世話になった QQ Englishのフィリピン留学のシステムでは
ライトコースは1日6時間。(基本は8時間)
これかなりハードです。覚悟していってください。
日本の大学生で、学校のカリキュラムできていた方たちがいっぱいいましたが、英語自体がしんどくて、泣きそうになっている人もいるし、さぼっちゃうひともいます。
ただ泣いていた人は、授業がしんどいというより、水状況のよくないフィリピンで、トイレやお風呂が共同という団体での寮生活が辛いと言っていました。
日本人が多いものの、インターナショナルな生徒たち。
生徒さんは日本人が70%・中国人が20%・韓国人が5%・ほか、モンゴル・ロシア・台湾の方々でした。
中国正月だったのと、欧米へ留学前の語学準備として中国人の親子留学がとても多く、その子どもたちの英語の流暢なこと!
期間も1ヶ月以上滞在していました。
日本人の留学期間に関しては、私達のように1週間という人は少なく、学生さんたちの学校のカリキュラムで1ヶ月。
社会人の方も会社をやめてきたという方や、リタイアした壮年の方は1ヶ月が普通、6ヶ月以上のかたも結構いました。
うちの子どもたちは最初はだめだめ、、、どころか、初日にいきなり難しいレベルテストを受けて、次男はぽろぽろ泣き出し、プールで泳ぎたい!と授業をボイコット。
このまま英語を嫌いになられても、、、と思い、一日一日時間を増やしていきました。
最初から子供にはかなり難しいレッスンだったので、マンツーマンということもあり、レベルを下げてとにかく「留学楽しかった!」と思えるようなレッスンをと先生方にお願いしたところ、ゲームなどを通じて英語を話してくださったので、「めちゃ楽しい!」と毎日エンジョイしていました。
ある日、自分で日本語の本をもっていって、先生に日本語を教えていたのにはびっくり。
長男も、英語でコミュニケーションとりたいという思いは持っていて、先生から私への伝達事項をつたえてくれたり、自分からめちゃくちゃな英語で相手に話題を提供している様子がみえました。
先生が若くて性格も素直で可愛い方ばかりでよかったです。
留学のおすすめ対象者は?どんなこと勉強するの?
初心者、初学者の方、英語に自信がない方はフィリピン留学へ!
“会話ではなく発音を学ぶ”
根本的に日本の英会話スクールと違い、簡単な旅行会話とかはありません。中学、高校で学ぶ文法を英語で学ぶ感じです。
なので文法が苦手だった方は、結局また勉強か、、、という思いを抱くこともあるかもしれません。
私の場合は、仮定法過去完了を1週間繰り返した感じでした。
また一日一時間、発音の授業がありました。
でも先生がいろいろ雑談をふってくれるので、そのなかで会話を学べます。
せっかくマンツーマンで自分に興味のあることを話してくれているので、発音やリズムを学んでください。
スクールでの生活はどんな感じ?街とリゾートとどう違うの?
今回はセブの街ではなく、リゾート地であるマクタン島の「QQ English シーフロント校」での滞在でした。
街は便利で、生活するように楽しめるので、長期滞在の方におすすめです。マクタン島は留学しながらマリンライフを楽しみたい方におすすめです。
また、周囲にお店などがあまりないので、誘惑は少ないので学業に集中できるといえるかもしれません。
私達はデラックスルームだったので、トイレもシャワーもあり冷蔵庫もあり、素敵なホテルに滞在気分でした。
一人部屋、相部屋を含め通常の寮はリーズナブルですが、トイレやシャワー共同 冷蔵庫はなく飲食禁止です。
フィリピンはトイレットペーパーが流せないし、シャワーもあまりちゃんとでないので、女性はかなりストレスがたまっているようでした。
食事はビュッフェ
QQ Englishは3食ビュッフェスタイルで、子供たちはとっても気に入ってました。
フィリピン料理、中国、韓国と、各国の生徒さんが食べやすいように作られています。
私は苦手な揚げ物ばかりで、最初どうしようと思いましたが、だんだん美味しく感じてきました。
さすがはフィリピンという感じで、すいかやマンゴーなどフルーツは毎食でました。
ただ、食事時間が夜19時半までだったので、マッサージにいったり、スクールのイベントに参加した日は晩御飯を食べそこねました…。笑
一日中、水とお湯がでるサーバーは各所にあるので、インスタントラーメンをたべている人は沢山いました。
様々なイベント
学校によっても違うと思いますが、QQ Englishはイベントがいろいろありました。
月曜:入学式。Welcome Party ひとりづつステージ上で挨拶。
この日は中国正月だったので、中国の人たちの歌と踊り、最後には大掛かりな花火が。
木曜:QQ Englishシーフロント校校長である格闘家「須藤元気さん」の講演 英語が苦手な人の英語上達法などはとても楽しくためになりました。
金曜:卒業式。入学時期は違うけれどその週で卒業する人たちが卒業証書をもらい挨拶。そのあと大砲で大きなシャボン玉をつくるBubble Party!
この卒業式、めちゃくちゃ楽しくて特に、どの国の子供達も大はしゃぎでした。
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フィリピン親子留学を終えて
留学と関係ないかもしれませんが、今回の旅で、子どもたちも私も一番衝撃を受けたのは、フィリピンのストリートチルドレンの数の多さでした。
セブの街でもマクタン島の路上でも生きるために苦労しているたくさんの子供達がいます。
特にこどもたちは自分と同年代の子供達に「Money!」と囲まれ、相当なショックを受けていました。
でも自分たちがいかに恵まれているか、そしてフィリピンの子どもたちが、子どもたち同士で協力しあって、懸命に行きている姿から何かを感じ取ったようです。
そんなフィリピンの現状とはかけ離れた、勉強に集中できる穏やかな留学生活。とにかく学校のなかでは嫌なことはなにひとつない1週間でした。
子供なので体調を壊すことが一番心配だったのですが、一日、プールに入りすぎてお腹が痛くなったことをのぞいて、今回は体調も崩しませんでした。
ちなみに、QQ Englishには医務室がありますが、医者がいる時間は大変短いです。代わりに看護師さんが常駐しています。
フィリピン留学、本当に安くはない買い物なので人によって良かったという人も、二度と行きたくないという人もいると思います。
いずれにしても、努力しなければ絶対英語はものにできないということは間違いありません。
うちの子供達も、1週間では英語自体はほとんど向上はなかったかもしれません。ただ、8歳の次男はフォニックスを1週間でほとんど習得していました。
英語が苦手な長男は、苦手ながらもそれから英語に興味がでて、家でも急に英語オンリー・タイムを自らつくったりするようになりました。
生徒さんのなかで、社会人の方は、もともと英語ができるからさらにブラッシュアップという方もたまにいますが、全般的に、学校での英語学習が大嫌いで、でもこのままではいけない、英語漬けの生活で英語を習得したいという方がほとんどでした。
せっかくフィリピン留学する方は、行くからには、朝から晩まで英語漬けの毎日のなかで、英語プラスアルファで何かを学んでほしいと思います。