“みなさんはモルドバという国をご存知でしょうか!?”
モルドバをご存知の方は相当海外旅行好きあるいは世界に興味のある方かと思います。
私は世界地図を見る事が趣味なので、モルドバという国の名前は知っていましたが、何があるか、どんな国なのかは全く知りませんでした。
友人に「モルドバへ行く」というと、「それは国なの!?」「何があるところ!?」「何しに行くの!?」と想像もつかない国という印象でした。
では実際にモルドバには何があるのでしょうか!?
答えは「とくに何もない」というのが正直な感想(笑)それだと魅力が伝わらないですね(笑)
もっと踏み込んで説明すると、「何もないところがモルドバの魅力。ただただのんびり日々を過ごしてみるのにとても最適な国。そしてすごくすごく不思議な国」というのが正解かもしれません。
実際にモルドバは観光国としての機能はほぼほぼない国です。
農業大国のようですが、観光業で国を保っているということはありません。
某有名ガイドブックでもたった5ページで国の説明、地図、レストラン情報などが集約されてしまっています。
あとは私が小学生くらいの時に「恋のマイアヒ」という曲が日本でも流行しました。
その曲を歌っているのがモルドバ出身のアーティストらしいです。
さてモルドバという国、実際どんな国なのでしょうか!?
私は1日滞在してみましたので、ご紹介していきたいと思います。
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モルドバへの行き方を確認しよう!
モルドバへは日本から直行便がありません。
私はロシアのサンクトペテルブルクから直行便が出ているので、入国しました。
ロシア以外だとウクライナからも直行便が出ています。
あくまでモルドバ単体で行くより、モルドバの近隣国へ旅行した際にセットで行くことをおすすめします。
ビザは90日以内の滞在の場合は不要です。
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モルドバの”キシナウ空港”から市内へ!
モルドバの空港は地方空港のように小さな空港です。
ヨーロッパ最貧国と言われていますが、空港内はとても清潔感のある綺麗な建物です。
空港には電車もバスも通っていませんので、バスより小さな乗り物マルシルートカという乗り物に乗って市内へ行くことができます。
165番のマルシルートカに乗るとイスマイル通りという市内の大通りまで出ることができます。
私はスーツケースを持っていたので、自分とスーツケースの料金として6レイでした。といっても37円くらいです。安い!!
※2019年4月時点
モルドバのホテルはツッコミどころが多すぎる!
モルドバのホテルは一般的なヨーロッパのホテルとは全く違うカラーを持っています。
例えばフランスやイタリアへ行ったことがある方は同じホテルと思って宿泊しないでくださいね(笑)
モルドバのホテルはとにかく旧ソ連式!!
タイムスリップしたかのようなホテルなのです。
私が泊まったのはキシナウの中心にあるホテルコスモス
観光大国ではないのに、なんと22階建ての高層ホテルなんです。きっと満室になったことはないんじゃないんでしょうか。
どうして22階も作っちゃったのだろうとまずそれが1つめのつっこみどころ。
そしてこのホテル、めちゃくちゃ薄暗いんですよ。雰囲気としてはおばけが出そうなレベル(笑)
もちろんおばけは出ませんが、暗いところが苦手な方はやめておいたほうがいいかもしれません(笑)
あとは部屋の中にある電話がダイヤル式(笑)
私が幼いころに見て以来、見たことがない電話がモルドバのホテルにはありました(笑)
ホテルの機能としては全く問題ありませんし、受付の方は英語を話せるのでチェックインもチェックアウトもスムーズです。
旧ソ連を体験してみたい、ちょっといつもとは違うホテルに泊まってみたいという方はぜひ宿泊してみてください。
モルドバの1つの見どころがホテルにはあると思います。
キシナウの街を歩いてみた!
キシナウの街並みもまさにソ連感が出ています。
とにかく殺風景というか色があまりないんですよね。でも途中で高級ブティックが並んでいたり、なんか不思議な国です。
あとはヨーロッパ最貧国と言われていますが、すれ違うモルドバ人がファーや生地のよいスーツなど結構良いお召し物を着ているんですよね。
ただお店には人が全然入っていなくて、道端にはたくさん人がいるという不思議な状態。
私がモルドバを訪れたのは平日ですが、みんな仕事をしていないのか、何をしているんだろうというくらい街に人があふれていました。
そしてホテルコスモスから徒歩30分くらい歩くと、モルドバの唯一の観光地!?ともいえる凱旋門とキシナウ大聖堂があります。
観光地1:凱旋門
パリの凱旋門と比べるとかなり小ぶりでおもちゃみたいですが、凱旋門にはモルドバの国旗が飾られています。
観光地2:キシナウ大聖堂
クリーム色のかわいい大聖堂です。公園の中にポツンと大聖堂が建っており、現地の人がハトにエサをあげたりしていて、平和な時間が流れていました。
正直なところ、街歩きの中で観光地らしきところはこの2つくらいなんです(笑)
ただただ何もせず、ゆっくり街歩きするには最適な国です。
人々も焦らず、ゆっくりとした時間の流れを楽しんでいる様子でした。
私も日本にいるといつも時間に追われているので、とても疲れます。しんどい時の方が多いと思います。
だけどモルドバはそんなことが皆無という国に思えました。
モルドバで「お寿司」に挑戦!
たくさん街歩きをしたらおなかが減ってきました。
ヨーロッパ最貧国と呼ばれるモルドバ、実は外食が非常に高いんです。
1日くらいの滞在ではいいかもしれませんが、暮らすには住みづらいのかと思ってしまいます。
私はいつも貧乏旅行なので、モルドバでは外食せずにホテルコスモスの隣にあるショッピングモールのスーパーで夕食の買い出しにいきました。
スーパーはかなり充実しており、お惣菜がたくさんありました。
海外旅行で不足がちになり野菜はサラダの量り売りがあったり、なんと私の大好物のお寿司もありました!
私は海外へくるとどんなお寿司を提供しているか試しに食べてみることが多いので、今回もモルドバ版のお寿司にチャレンジしてみました。
お寿司は30種類くらいメニューがあるのですが、私はサーモンのカリフォルニアロールを注文しました。
作り置きではなくちゃんとその場で作ってくれました。
中にはクリームチーズとアボカドも入っており、とてもおいしかったですよ!
店員さんに私が日本から来たことを伝えると、照れたように笑って寿司の本場の国の人が来たぞ!と少しプレッシャーを感じているようでした(笑)
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まとめ
おそらく日本人の1パーセントも旅行したことはないであろうモルドバという国。
海外旅行へ行くと「ここは絶対見よう!」「ここは絶対に行こう!」「ここで買い物してみたい!」など目的がある旅がほとんどだと思います。
私も海外旅行へ行く際は必ず目的をもっていくことがほとんどですが、今回モルドバは近くのロシアとウクライナへ行くから合わせて行ってみようという目的で行きました。
そしたらめぼしい観光地は何もない、でも何もないからこそ久しぶりにゆっくりとした時間を過ごすことができました。そしてモルドバ人はあまり欲がないのか執拗に話かけてこない点も旅をしていてすごく楽でした。
なんか忘れていたものを思い出させてくれるような文章にするには不思議な国です。
もし近郊の国に行くことがありましたら、ぜひ立ち寄ってみてもいいかもしれません。
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